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AiRE DESIGN STUDIO

サラマンカ、ゴールデンシティ



マドリッドを数日前に発ち、今はマドリッドから西に3時間離れたサラマンカという街にいる。ポルトガルまでは目と鼻の先だ。




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【出発前に見たマドリッドの高層ビル。デザインが美しい】



マドリッドからサラマンカまではスペインの国鉄RENFEで移動した。片道約17ユーロ。
ひたすら続くスペインの長閑(のどか)な景色を眺めながら、『世界の車掌から』の風景ってこんな感じなんだろうなぁと想いにふける。

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【世界の車窓から―スペイン編―】


サラマンカに来た目的は語学の研修のため。サラマンカには13Cにできたスペインで一番古い大学があり、世界中から学生が集まっている。古い歴史の残る街並みは美しく、街区すべてが世界遺産になっている。
通称“ゴールデンシティ”。治安も良く、スペインの中で最も偏りの無い言葉が話されている場所だという。


語学学校での授業は英語でやるのだろうと想像していたら、全てがスペイン語。英語を話すのは禁止令が出ている。確かに考えてみれば、他の言語をシャットアウトするのが一番の語学上達の近道なのだと思う。
実際サラマンカに来てまだ一週間だが、なんとなくスペイン語が分かり始めている。
なんと、なく。





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【サラマンカの風景1】

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【サラマンカの風景2】

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【サラマンカの風景3】


スペインでは食料・雑貨・衣類などにかかる費用は極端に安くて、日本の半分以下で済んでしまう。食費は自炊したら、という条件の上でだが。ちなみに外食でスペイン名物のパエリアを食べると一食12ユーロはする。サラマンカは内陸の場所なので、パエリヤに使う海産物が非常に高価なのだ。



人生で初めて食べたパエリヤの感想。

単純に、美味しい。エビ・イカ・ムール貝などの魚介の旨味が米に染み込んでいる。量がやたらと多く、「こんなに食べきれないよ」と嬉しい悲鳴。調理の際にオリーブ油(多分)が使われていて全体が少しオイリー。また味付けが塩辛いので、量をたくさん食べるのは無理かもしれない。
一緒にパエリヤを食べた韓国の友人は味の重さに辟易していた。外食で食べるスペイン料理の味付けはスペイン人にとっても濃いらしく、それはお酒を美味しく飲むためらしい。彼らの日常を楽しむための発想がすごい。


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【美しき地中海、ラ・パエージャ】



4/23はスペインの祝日だった。

サン・ジョルディの日と呼ばれる日本のバレンタインデーのような日で、女性は男性に本を、男性は女性に赤いバラを贈るらしい。祝日に人に本を送るというのは、とても素敵な文化だと思う。

写真はこの日のマヨール広場の風景。この日は強いぐらいの日差しだったが、多くの人々が広場で時間を過ごしている。ちなみにマヨール広場はマドリッドにもあり、スペインにいくつかあるらしい。

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【Plaza de Mayor : マヨール広場】

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【Mercado de libro : 広場を囲む回廊。本の市場が並ぶ】



夜は、スペインの人々はバル(Bar)に集まる。スペインでは30秒も歩けば次のバルに出会うぐらい、バルが沢山ある。お酒一杯とタパスと呼ばれるおつまみのセットでだいたい2ユーロ。
一杯飲み終わったら他のバルに移る。バルをはしごすることをスペインではtapeo(タペオ)と言うらしい。


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【バルで韓国の友人と】

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【タパスたち】

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【夜の風景】




スペインで生活していると一日がとても長く、濃い。
日本を出てからまだ10日ぐらいだが、すでに一ヵ月以上いるような気分だ。




―taku―
by goro0124 | 2009-04-24 23:27 | etc