転換点
今、一つの区切りにいる自分。
修論を書き上げ、7年いた大学を卒業し、フリーターという何も語る立場の無い自分になった。
目下の目標は一級建築士の資格を取ること。アルバイトをして自活しながら、日々参考書に向き合う。
資格をとって準備をして、またスペインに戻る。
追い求める夢はあるけれども、空白の中の手探りの自分。
何人かの友達が結婚するという話を聞く。
その事実はとても嬉しいことだけれども、27年目の人生を歩む自分自身への焦りも感じる。
先日届いた年金の支払い書は、自分が一つのシステムの中に取り残されていることを気付かせる。
今になって、就職して企業に行く道もあったのではと振り返ることもある。
もちろん、それは一つの決断をした時に必ず付随する感情だ。
安定した状況を求めて就職をする未来を選択すれば、
その時には海外に行くという道を選ばなかった自分を悔やむ自分もいたはずだ。
誰かが作った道を歩く自分が想像できなかった。
未知の世界と自分の可能性を信じたかった。
それは「拓く」という、自分の名前が持っている宿命だと思う。
10年後、今の選択が大きな希望を持てる何かにつがっていれば良い。
胸にあるのは一つの言葉
“Que sera sera”
(何とかなるさ)
―taku―
by goro0124
| 2010-04-04 22:33
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